平成14年度:大江町立本郷西小学校 第5学年・学級通信
ザ☆ドリーム bQ6 2002.6.14
日記の進歩!
◇初の試み。自学Bを日記だけにしてみた。
裏にあるのがその2回目。4人の合格者の日記である。
「一つのことについて、長く書きなさい。」
「漢字は50個以上使いなさい。」
「テーマは、“今日の新聞か ら”ですよ。」
条件は、上の三点のみ。ぜひ、読んでほしい。
◇ざっと見て、・・・漢字の数は、合格。
改行がないのが、残念。マスのノートでないせいか。
内容は・・・、なかなかいい。
ただ、3人が「ワールドカップ」をテーマにしているのが気になるが。3人とも取り上げ方が違うので、よしとしよう。
タイトルの前の「〜日記」の付け方が面白い。「小林先生日記」「先生から日記」「新聞日記」「新聞から発見日記」とある。こういう部分にも知性が表れるものだ。何も指定していなかったので、これだけの変化ができたのか。ちょっとだけ、“しばり・約束・ルール”があっても、自由に楽しんでいる。いい雰囲気を感じる。
◇と、かなり、欲目で見てしまった。
我が子をほめることはなかなかできないが、我が教え子は、ほめることができる。
◇これまで指導してきたこと、言い続けてきたことを書き出してみる。
1 楽しんで書こう。書くことは、 つらいことだが。
2 「今日、〜」と書くな。
3 書き出しを工夫せよ。書き出しが勝負だ。
4 「なりきり日記」「観察日記」「大ウソ日記」「お手紙日記」「連続物語日記」など、変化を持たせて書こう。
5 「〜〜、楽しかったです。」「おもしろかったです。」という終わり方にするな。
6 タイトルも工夫せよ。タイトルにも頭を使え。
7 漢字を25個以上使おう。
8 スペースが空いたら、イラスト で埋めよう。
9 一つのことを書こう。書きたいことは何かを考えて。
◇毎朝の「日直日記」も、変化させてきた。「(私はこう思うんだがという)質問」→「答え」さらに「質問」→「答え」となるように指導している。
◇日記、作文指導は、なかなか難しい。読書量、情報量にも大いに関係している。どこかで“脱皮”させる必要を感じている。
自分を表現できる喜びを感じさせられるような指導法を見つけていきたい。